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アリ地獄の見えざるマーケティング戦略

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くるまの職人net社長の商いブログ05

アリ地獄の見えざるマーケティング戦略

公園にある建物の軒下にアリ地獄がたくさんあるのを見つけた。
大小巣の大きさに違いはあるが、結構な数のアリ地獄が並んでいた。

かなり離れたところの軒下にアリの巣もあった。
「もっとアリの巣の近くにアリ地獄を作れば効果があるのに…」(笑)
などど私は思っていた。

少し眺めているとコロナ禍の人間の生活に似ている気がしてきた。(笑)
・ソーシャルディスタンスを保って個々の領域で生活している。
・獲物(給付金)を得た後はしばらくじっとおとなしくしている。(笑)
※ウスバカゲロウの幼虫は1週間何も食べなくていいらしい。
・成虫になる(外にでる)と命が危ういのを知っている。
・また獲物(給付金)が落ちてこないかじっと待っている。(笑)

試しに細長い草の葉をアリ地獄の中央に垂らして軽く擦ってみた。
するとすぐに角を出して草の葉に噛み付いてきた。(笑)
意外にも積極的な動きでビックリした。

獲物でないことに気づくと全く反応しなくなった。
「なんだニセモノじゃないか!」と怒っているようだった。
「そんなに積極的ならばアリの巣の近くにアリ地獄を作れよ」と私は思った。
実際にアリたちはアリ地獄が並ぶ軒下を通り道として使っていない。

呆れて帰ろうとしたら雨が降ってきそうだったので、来た道とは違う道で帰ることにした。
その道沿いにコンビニがあったので立ち寄った。
そして、アイスクリームとフライドチキンを買うことにした。(笑)

そのときに「あぁ~ちょっと待てよ」と思い直した。
「雨が降ってきたらアリたちはどうやって帰るのだろうか?」
「雨に濡れないように慣れない軒下の通路を使うこともあるかも…」
「暗かったりするとそのときに誤ってアリ地獄へ…」(笑)
「アリ地獄の巣がアリの巣から離れていたのは戦略だったのか…」

みんな生きるために色々考えているんだなぁと思い知らされた。
コロナ禍でみんな苦しんで考えたことは次に生かされる気がした。


私はまんまとコンビニのマーケティングにハマっていたというわけだ。
コンビニの店員が薄ら笑みを浮かべているように感じた。
店員がフライドチキンを挟むとき、そのトングがウスバカゲロウの幼虫のハサミに見えた。(笑)

くるまの職人net 代表 木村光宏
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