エアバルブはタイヤ内の空気が漏れないように保つ役割があります。また、エアバルブキャップは密閉状態を保ち水やゴミの侵入を防ぐ役割があります。

 

◇ゴムバルブ（スナップインバルブ）と金属バルブ（クランプインバルブ）の特徴
…ゴムバルブ（スナップインバルブ）は、市場でもっとも出回っているタイプのエアバルブです。内部に金属の細い芯（バルブステム）が入っており、その廻りがゴムで覆われたつくりになっています。
ゴム特有の弾力性で衝撃やダメージに対する耐久性があり、金属バルブに比べバルブキャップも緩みにくい特徴があります。

しかし、タイヤと同じゴムのため紫外線や湿気、温度変化に影響を受けやすく経年劣化していくため、定期的な点検と交換が必要です。

ゴムバルブ（スナップインバルブ）のイメージ

…金属バルブは、ゴムバルブ（クランプインバルブ）に比べ経年劣化の進行が遅く長持ちしますが、ホイールと金属バルブの間にはエア漏れを防ぐためのゴムパッキンが装着されており、このゴムパッキンが劣化するとエア漏れを起こす可能性があるためゴムパッキンは定期的な交換が必要です。
また、金属製のため外部の衝動に弱く振動でナットが緩んでしまうこともありますので、注意が必要です。

金属バルブ（クランプインバルブ）

 

◇エアバルブの寿命と交換時期
エアバルブの寿命は2～3年ほどと言われています。3年以上経過するとゴムが硬化し、ヒビや亀裂が入る恐れがあります。また、走行する場所や駐車環境によって寿命が短くになることもありますので、定期的な点検が必要となります。
エアバルブはタイヤをホイールから外した状態でないと交換ができませんないため、一般的にはタイヤ交換と同時に交換することをおすすめしています。